2017年保存版性能検証 VegaからRX 550までRadeon RXシリーズほぼ全部



最新パーツ性能チェック
第219回

 2017年11月現在、AMDのGPUであるRadeonシリーズは、最上位の「Radeon RX Vega 64 Liquid Cooled Edition」からエントリーミドルレンジ向けの「Radeon RX 550」までさまざまなモデルが用意されている。ビデオメモリーの容量の差異も含めると、そのラインナップはかなり幅広い。そこで、今一度、これらのGPUがどういったゲームに向いているのか、チェックしてみたいと思う。

ハイエンド向けのRadeon Vegaシリーズ
グラフィックスキャッシュと動作するHBM2を採用

「Radeon RX Vega 64 Liquid Cooled Edition」。価格は、市場に出回っているHIS製で実売8万6400円前後

「Radeon RX Vega 64(右)」と「同56(左)」。価格は、Vega64がSAPPHIREの「SAPPHIRE RADEON RX VEGA 64 8G HBM2」で実売7万5800円前後。Vega 56はPowerColorの「Radeon RX VEGA 56 8GB HBM2 AXRX VEGA 56 8GBHBM2-3DH 」で実売8万6800円前後

グラフィックスボードの画像は公式写真および過去記事の画像です。ご了承ください

 最上位となるRadeon RX Vegaシリーズは、最新世代のGraphics Core Next(GCN)アーキテクチャを採用するGPUだが、最大の特徴は広帯域幅メモリーHigh Bandwitdh Memory 2(HBM2)を採用した点だ。このHBM2は、グラフィックスボードで一般的に採用されているGDDR5に比べて大きく伝送速度が上回っている。Radeon RX Vegaシリーズでは、このHBM2の高速性を活かし、ビデオメモリーではなく、キャッシュとして扱うことで効率の向上が図られている。

 Radeon RX Vegaシリーズは、上位モデルの「Radeon RX Vega 64」とそれに続く「Radeon RX Vega 56」、さらに最上位の「Radeon RX Vega 64 Liquid Cooled Edition」の3モデルが用意されている。Radeon RX Vega 64とRadeon RX Vega 56の「64」と「56」という数字は、それぞれ64基のStream Processorから成るNext-Generation Compute Unit(NCU)数を表しているため、両者ではStream Processorの総数が異なるということになる。

 また、Radeon RX Vega 56はRadeon RX Vega 64に比べて、コアクロックやメモリークロックが抑えられ、区別化が図られている。一方、Radeon RX Vega 64 Liquid Cooled Editionはその名のとおりGPUクーラーに簡易液冷ユニットを搭載したモデルで、Radeon RX Vega 64から動作クロックが向上している。詳しいスペックは以下表を参照していただきたい。

製品名 Radeon RX Vega 64 Liquid Cooled Edition Radeon RX Vega 64 Radeon RX Vega 56
Stream Processor数 4096基 3584基
NCU数 64基 56基
テクスチャーユニット数 256基 224基
ROP数 64基
ベースクロック 1406MHz 1274MHz 1156MHz
ブーストロック 1677MHz 1546MHz 1471MHz
メモリータイプ HBM2
メモリーインターフェース 2048bit
広帯域幅キャッシュクロック 1890MHz 1600MHz
広帯域幅キャッシュバス帯域幅 484GB/s 410GB/s
広帯域幅キャッシュ容量 8GB
TDP 345W 295W 210W
接続インタフェース PCIe 3.0
PCIe外部電源 8ピン×2






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