【ぐるなびのチョットぐな話】「エディブルフラワー」SNSで人気上昇



 食用に栽培された花、エディブルフラワーを使ったメニューを提供する飲食店がじわじわと増加中だ。ぐるなびに掲載されている飲食店のうち、こうしたメニューのある店は、この1年間で約1.5倍になっている。エディブルフラワーは最近、百貨店ばかりではなくスーパーでも販売されるようになり、以前より入手しやすく身近な存在となっている。

 昨年の流行語の一つに選ばれた「インスタ映え」に象徴されるように、SNSへの投稿画像にフォロワーからの「いいね!」がより多くもらえるために、料理にもフォトジェニックな見た目を求める傾向は高まっている。赤やオレンジ、黄色など、カラフルで鮮やかなエディブルフラワーは、皿の上に散らすだけで華やかな存在感を放ち、その写真はSNSの画面上でもひときわ目を引く。しかも、ビタミンやミネラルなどの栄養素も多く含まれるといわれ、エディブルフラワーは健康志向の女性たちのお眼鏡にかなう優秀食材でもあるようだ。

 昨年10月、JR池袋駅西口そばにオープンした「HANABAR(ハナバー)」は、エディブルフラワーを取り入れたフードやドリンクを提供し、20代の女性客を中心に早くも人気を博している。「花と食」をコンセプトに、美容師の経歴をもち、ドライフラワーアーティストとしての活動を本格始動させた油井奈々さんがプロデュースするカフェ&バーだ。

 店内の装飾にはドライフラワーをふんだんに使い、花に囲まれたアンティークな空間を演出。「料理だけでなく内装の撮影も楽しまれるお客さまが多いです」と油井さんが話すように、料理と空間どちらも絵になることが大きな魅力となっている様子。現在、ランチメニューやスイーツ、カクテルなどでエディブルフラワーを使用し、随時6種類ほどのエディブルフラワーを日ごとに農家から直接仕入れているという。ランチメニューの「タコライス」では、ヨーグルトソースの上に赤や黄色のエディブルフラワーを散らし、肌や髪に良いとされるアンチャンティーとセットで、美容に関心の高い女性心をくすぐるヘルシーなメニューを提案。カクテルにはエディブルフラワーを閉じ込めた氷も使うなど、見た目の演出にもフラワーアーティストならではの感性が発揮されている。

 油井さんにオープンの経緯を尋ねると「2年ほど前にドライフラワー専門店をオープンしていますが、花を取り入れた暮らしや花の魅力をもっと多くの人に身近に感じてほしいという思いから、『食』に花を取り入れた店をオープンしました」とのこと。五感で花を楽しめる空間として、デートや女子会での利用に期待を込める。

 インスタグラムではエディブルフラワーを使ったスイーツの投稿も多く、高い装飾性をもつ食材として、今後さらに浸透しそうだ。

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 ■ぐるなび

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