あべのハルカスで仮想通貨の実証実験 地域通貨として展開目指す 近鉄グループHD



 近鉄グループホールディングス(HD)は25日、スマートフォン(スマホ)でやりとりする仮想通貨を買い物の支払いに使う実証実験を、あべのハルカス(大阪市阿倍野区)で9月1日から始めると発表した。将来的には自治体や他の企業などとも連携し、近鉄沿線の商店街などでも使える地域通貨としての展開を目指していくという。

 導入する「近鉄ハルカスコイン」は、現金で購入したポイントを、利用者のスマホから店舗のタブレット端末へと送金して決済する仕組み。システムは三菱総合研究所が開発した。

 実験は、9月1日から10月1日の約1カ月間行う。近鉄グループのポイントカード会員を対象にあらかじめ募った5千人が参加する。5千円で1万コイン(1コイン=1円相当)を購入。あべのハルカス近鉄本店内の約200店舗での商品購入のほか、展望台や美術館の入場料の支払いに使える。

 利用者と店舗側の携帯端末だけで決済ができるため、クレジットカードなどによる決済と比べて導入側のコストが抑えられるメリットがあるという。

 国内での仮想通貨を使った同様の実験は、大学や商店街などで行われた例はあるが、大阪市で記者会見した近鉄グループHDの吉田昌功社長は「5千人ものお客さまが参加して行う(仮想通貨の)実験は、日本で最初の取り組みだと思う」と述べた。




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