1人550万円も?介護費用はバカにできない!



長寿国・日本。ゆえに、要介護者認定者は増え続ける!

日本は世界有数の長寿国なのは、みなさん、承知していますよね。長生きするのはいいのですが、介護が必要になる要介護認定率が高まるのは、致し方ないことでしょう。要介護認定率とは、ある年齢層のうち、何%の人が公的介護保険の認定を受けているかという割合です。

厚生労働省(平成29年3月審査分の介護給付費実態調査)と、総務省(平成29年3月の人口推計確定値)のデータから推計すると、65歳~69歳では2.9%、70歳~74歳では6.1%、75歳~79歳では12.9%、80歳~84歳では28.1%、85歳以上は50.4%、90歳以上は76.9%と、年齢の上昇とともに要介護認定者は増えていることがわかります。

原則65歳以上で公的介護保険の要介護など(要支援含む)の認定を受けると、1割(所得が一定以上の人は2割)の自己負担で介護サービスが受けられます。公的介護保険が適用されないサービスを受けると、その分は全額が自己負担になります。介護費用の多くの部分は公的介護保険から給付されるわけですが、その自己負担分も含めて、いくらくらいかかるのでしょうか?

介護費用はあなどれない!

介護にかかる費用は、住宅のリフォーム(段差の解消、手すりの設置など)や福祉用具の購入費などの一時的にかかる費用と、その後、毎月かかる費用に分けられます。

生命保険文化センターの「生命保険に関する実態調査(平成27年)」によると、一時的な費用の平均は約80万円、毎月かかる費用の平均は7.9万円でした(公的介護保険の自己負担分を含む)。同調査による介護期間の平均は、4年11か月(59か月)です。この2つの数字を用いて介護費用を計算してみると――。

80万円(一時的な費用)+7.9万円(毎月かかる費用)×59か月(介護期間)=546.1万円

1人約550万円、夫婦2人なら1100万円です。この金額はあくまで平均なので、実際にはこんなにかからないかもしれないし、もっとかかるかもしれません。要介護度が高く、介護期間が長くなるほど、かかる費用も大きくなっていきます。

いずれにせよ、公的年金で生活費の一部として賄える金額ではないと考えておいた方がよさそうです。「あなどるなかれ!介護費用」です。老後の生活費に加えて、介護費用は別に確保するようなライフプランを立て、しっかり準備したいものです。

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