千葉市長の言うとおり、生活保護受給者は金銭管理ができないのか?(森山たつを(もりぞお))



千葉市長 熊谷俊人氏が「生活保護受給者は貯金する気が無い」という旨のtweetをして炎上しました。

その後、生活保護受給者は貯金ではなく、金銭管理をする気がないと修正しましたが、本当にそうなのでしょうか?そんな人間がいるのでしょうか?

生活保護受給者にもいろいろいるので、ひとまとめにすることはできませんが、金銭管理ができない、する気がない人が大量にいることは実感としてわかります。

なぜなら、私が以前住んでいたフィリピンは、国民の多くがこういう人たちだったからです。

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フィリピンの会社では、一般的に給料が月2回支払われます。

その理由を、フィリピン人の英語の先生に聞いてみると、こういう回答が返ってきました。

「フィリピン人は、給料をもらうとすぐに全部使っちゃうからね。月に1回の給料だと、餓死者が出ちゃうのよ」

実際、給料日前にはATMに長蛇の列ができます。

給料が支払われる週の週末と、支払われない週の週末では、人の入りが全然違いますし、知り合いの店は売り上げが3倍くらい違うと言っていました。

「貯金とかしないの?」「全然」

「病気とか災害に遭ったら?」「その時は会社にお金を借りたり、親戚に助けてもらったりするから」

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生活保護受給者が、月末のことを考えずに、支給日にパチンコや競馬に行ってしまうのと同じ理屈です。

これは、頭がいいとか悪いとかそういう問題ではなく、考え方の違いです。

「なんでそんな風になっちゃうか、日本人の私には理解しがたいな…」

「そうね。フィリピン人の私には、日本人が給料ももらわないで残業する理由が理解しがたいのと一緒ね。」

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こんな小粋なジョークが言える、優秀な英語教師の彼女の貯金額も見事にゼロなのです。

ちなみに、フィリピン人の中にも、こういう思考をしない人もいます。その中でやり手の人は、「普通の」フィリピン人にお金を貸す商売をして大儲けをしています。

お客さんは自分たちと同じような嗜好を持っていると思わず、お客さんが何を好むかを徹底的にリサーチするのは、商売の基本です。

私も、「カンボジアで、カンボジア人はカレーが嫌い」を原点に、マーケティングリサーチを学んでいます。

外国人相手のマーケティングとは「カンボジア人はカレーが嫌い」と認識することです

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私たちが当たり前だと思っている「日本のカレーは美味しい」という概念が、カンボジアではあっという間に崩される。自分たちが当たり前だと思っている物事が、お客さんにとって当たり前だとは限らない、という認識をもって、何がお客さんに求められているかを真剣に考えなくてはならないのです。

従って、千葉市長熊谷氏の

以前、無料定額宿泊所の調査で金銭管理を行う考え・自信が無い受給者が多かったことに驚きました

出典:twitter

という気づきは、「自分たちが当たり前だと思っていることが、生活保護受給者にとって当たり前ではない」と気付いたという点で、非常によいものだったと思います。

そして、

明日をより良くするという基礎が不足、獲得できなかったことに目を向け、起床・歯磨き等の基礎的な生活習慣と合わせて内的な要因をケアすることが重要で、発達段階にある児童の支援に向け検討しています

出典:twitter

という方策は「自分が息をするようにできている金銭管理ができない人に対して、生活レベルを上げるために有効な施策を打つ」という方向性が見えていて、素晴らしいと思うのです。

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p class=”nobr”>大切なことは、お客さんは自分とは違う人間であると、認識することです。

これは、外国人相手の商売でも、生活保護受給者相手のサービスでも、世の中のあらゆる商売でも同じです。




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