<陸上>桐生祥秀の9秒98、記録奪還へ意気込む中国選手、韓国紙「韓国男子はいつ9秒台」とため息



2017年9月16日、陸上男子100メートルで9秒98を記録、日本人として初めて10秒の壁を越えた桐生祥秀(東洋大)。それは同時に15年に中国の蘇炳添が出した9秒99を破ったことを意味し、蘇は記録をと意気込む。韓国記録は10秒07で韓国紙は「韓国男子はいつ9秒台」と嘆いている。

中国メディアによると、「中国飛人」の異名を取る蘇は桐生の記録について「彼にはもともと実力があったと思う。何度も10秒0台のタイムを出していたからね」とコメント。「これからも努力を続けて、国際大会でも良い成績を出してほしい」とエールを送っている。「いつ記録を奪い返すのか?」との問いには、「来年には」と意気込んだという。

網易体育は記事の中で桐生が高校生の時にすでに10秒01をマークし、15年には追い風3.3メートルの参考記録ながら9秒87を記録したことを紹介。蘇が過去に2回も9秒99を記録していることや、その時の条件がそれぞれ追い風1.5メートルと向かい風0.4メートルで、桐生の時よりも悪かったことから、「単純に日本の選手が取って代わると言うことはできない」とも伝えている。

その一方で、「有望な若手選手が続々と登場している日本に比べ、中国の短距離界の後継者不足が日に日に顕著になっている」と不安視。「日本は17年に入ってから10秒10以下の記録を持つ選手が6人も登場しており、良い競争関係の中で選手層が厚くなり、リレーでもさまざまな組み合わせを試すことができる。中国は若手選手が伸び悩み、トップ選手の実力とは大きな隔たりがある」としている。

朝鮮日報は桐生の9秒98について「純粋なアジア人の最高記録」と強調。「アジアではフェミ・オグノデ(9秒91)=カタール=、ケマーリー・ブラウン(9秒93)=バーレーン=、アンドリュー・フィッシャー(9秒94)=バーレーン=が9秒台を出しているが、オグノデはナイジェリア、ブラウンとフィッシャーはジャマイカ生まれで、3人とも現在の国籍に変えた選手たちだ」と説明している。

韓国陸上界に関しては「体形や運動能力面で日本人とあまり大きな違いがない金国栄は10年に10秒31を記録し、それまでの韓国記録(10秒34)を31年ぶりに更新した。それ以降も1人で5回、韓国記録を塗り替えた。今年6月のコリアオープンでは10秒07を出したが、金に刺激を与えるだけのライバルは見当たらない」と指摘。「韓国の男子はいつ100メートル9秒台を出せるのだろうか」と案じている。(編集/日向)




こんな記事もよく読まれています



コメントを残す