(朝鮮日報日本語版) 【コラム】韓国サッカー、W杯でもバックパスばかりやるつもりなのか(朝鮮日報日本語版)



 いつからだろうか、サッカーで韓国代表の試合の後に日本代表の試合を見ると、「サッカーはああいう風にやるべきなのに…」と、うらやましさを感じるようになった。

 韓国はミスを恐れてバックパスばかりしているのに、日本は前に進む鋭いパスが続いてゴールを決める。サッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会アジア最終予選で韓国が散々苦労した末、かろうじて2位になり本戦出場を果たしたのに対し、日本はサウジアラビアとオーストラリアを破って1位で本戦出場を果たしたのは、何よりも基本の差が大きかった。相手ゴールに向かってパスをしてゴールを入れて勝つのがサッカーだが、韓国はイランとの最近2試合でシュートが「ゼロ」だった。昔の話だが、かつて1段下だと思っていた日本と比べても、今では話にならないほどひどく劣っているありさまだ。

 スポーツ・コンサルティングの専門家であるキム・ジョンユン・ウェスリークエスト理事は、日本のチームを訪れて驚いたことを次のように語った。

 「ユース育成担当者と話した時、アジアの選手はどうすれば欧州のチームに入れるかで議論になりました。『アジアの選手は体力的に欧州の選手を超えるのは難しい。技術では南米の選手に劣る。だから、本当にスマートな(賢い)子を育てなければならない。試合をしながらストーリーを作るすべを知っている選手がいる』って。ボールが来る前に、相手の動きや味方の動きを見て、どのようにボールをつなげば良いストーリー(流れ)を作り出すことができるかを考えるんです。そういう選手は欧州でも通用するということでしょう。日本ではストーリーを作る能力、すなわち創造性を少年サッカー育成プログラムの中核としているそうです」

 韓国のサポーターたちが怒りを爆発させながら言うのは「メシ食って球を蹴っているのにそのありさまか」というものだ。小学校3年生くらいからサッカー中心の生活をしているのだから、韓国代表選手のほとんどは約16年間、ボールを蹴っていることになる。それほど長いなら、「達人」になれるだけの時間と経験を重ねたと考えるべきだろう。『生活の達人』というテレビ番組を見ると、定食の載ったお盆を数十枚も頭に載せ、市場の細い路地をすり抜けていく食堂の中年女性店員や、手先が見えないほど素早くギョーザを包む町の料理人が出てくる。それなのに、一番上手なはずの韓国代表選手たちは責任回避のためのバックパスや、意味のないロングパスをする。子どものころから指導者にののしられないように、あるいは手を出されないようにすることばかり考えてきた韓国のやり方は、達人になることを妨げていたのだ。「基本に強い韓国女子ゴルフが優勝の常連であるのとは対照的だ」と指摘した専門家もいる。サッカー選手育成システムが整っているドイツやスペインでは、学習能力に優れている15-17歳までにドリブル、素早いボールの処理能力、強く正確なパス、スペースを活用する動きなどの基本を徹底的に教え込む。最近は日本もこういうやり方で選手を育成している。

 今の韓国はこのようなシステムの変革を急ぐと共に、足元に付いた火を消さなければならない。

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