米国株式市場は下落、アップルなど安い



[ニューヨーク 26日 ロイター] – 米国株式市場は下落して取引を終えた。アップルの新型スマートフォン「iPhone(アイフォーン)X(テン)」の需要が低迷しているとの報道を受けて、同社株や部品メーカーの株が売られた。

台湾のエコノミックデイリーは、匿名筋の話として、アップルがiPhoneXの今四半期の販売見通しを当初の5000万台から3000万台に下方修正すると報じた。

iPhoneXについては、複数の証券会社も需要低迷を指摘していた。

アップルは2.5%安。1日の下落率としては8月10日以来の大きさとなった。

オニール・セキュリティーズのNYSEフロア部門ディレクター、ケン・ポルカリ氏は「今日はアップルに関する報道が出て、同社への懸念が強まった。おそらく一部のサプライヤーやハイテク株全般にも懸念が浮上した」と指摘。「ハイテク株は大幅に値上がりしていたため、アップルのニュースがハイテク株から一部の資金を移す口実となった」と述べた。

アップルのサプライヤーも下落。ブロードコム、スカイワークス・ソリューションズ、フィニサー、ルメンタム・ホールディングスが軒並み安。フィラデルフィア半導体指数は0.97%安。

S&P情報技術セクター指数は0.7%安。11のセクター別指数で最大の下落率となった。同指数はこれで5営業日続落。ハイテク企業については、米税制改革で受ける恩恵が相対的に小さいとの見方も浮上している。

ハイテク株の年初来上昇率は約40%。

この日は欧州やアジアの一部の市場が休場。商いは薄かった。

エネルギー株は上昇。リビアのパイプライン爆発や石油輸出国機構(OPEC)主導の協調減産を背景に、原油価格が2%以上値上がりしたことが材料視された。

シェブロンが0.8%高、EOGリソーシズが2.1%高。S&Pエネルギー・セクター指数は0.82%上昇。

百貨店のコールズ、JCペニー 、メイシーズも上昇。年末商戦の売上高の伸びが2011年以降で最大になったとのリポートが好感された。S&P小売り株指数は0.63%高。

製薬のスキャンポ・ファーマが5.9%高。特殊医薬品大手マリンクロットが12億ドルでスキャンポを買収すると発表した。マリンクロットは0.7%高。

ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を上回り、比率は1.30対1。ナスダックでは1.14対1で値下がり銘柄数が多かった。

S&P総合500採用銘柄では、39銘柄が52週高値を更新、2銘柄が安値を更新した。ナスダック総合指数では、88銘柄が高値を更新、26銘柄が安値を更新した。

米取引所の合算出来高は40億3000万株と、今年最低だった。直近20営業日の平均は69億株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 24746.21 -7.85 -0.03 24715.84 24778.13 24708.42

前営業日終値 24754.06

ナスダック総合 6936.25 -23.71 -0.34 6928.92 6942.14 6915.56

前営業日終値 6959.96

S&P総合500種 2680.50 -2.84 -0.11 2679.09 2682.74 2677.96

前営業日終値 2683.34

ダウ輸送株20種 10672.66 -2.31 -0.02

ダウ公共株15種 717.03 -4.02 -0.56

フィラデルフィア半導体 1258.88 -12.29 -0.97

VIX指数 10.25 +0.35 +3.54

S&P一般消費財 790.11 +1.79 +0.23

S&P素材 378.16 -0.30 -0.08

S&P工業 637.02 +0.33 +0.05

S&P主要消費財 588.82 +1.53 +0.26

S&P金融 465.00 -1.56 -0.33

S&P不動産 202.28 +0.97 +0.48

S&Pエネルギー 536.75 +4.39 +0.82

S&Pヘルスケア 960.68 +0.54 +0.06

S&P電気通信サービス 167.11 +0.34 +0.20

S&P情報技術 1110.03 -7.78 -0.70

S&P公益事業 265.03 -1.56 -0.58

NYSE出来高 5.28億株

シカゴ日経先物3月限 ドル建て 22910 + 60 大阪比

シカゴ日経先物3月限 円建て 22870 + 20 大阪比



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