セウォル号で見つかった携帯が復旧、残されたメッセージに韓国ネットが涙「助かったはずの命だ」「必ず真実を明らかに」



2017年5月26日、韓国・聯合ニュースによると、14年4月16日に韓国南西部の珍島沖で沈没し、今年3月に引き揚げられた旅客船セウォル号の船内から発見された携帯電話2台のデータが復旧した。データは完全に近い状態で復旧されたため、沈没当時の状況を知る手掛かりになると期待されている。

セウォル号船体調査委員会の第1小委員会は26日午前、セウォル号船内で発見され、復旧された携帯電話2台に関する報告書を公開した。犠牲者Aさんの携帯電話では連絡先(255件)、通話記録(4142件)、メール(2952件)、無料通信アプリのメッセージ(3万1895件)、写真(14万2162枚)、動画(8件)、音声(409件)のデータが復旧した。同携帯電話は14年4月16日午前10時1分まで正常に作動していた。沈没当時の携帯電話の位置を確認すれば、当該区域の沈没時刻を推定する決定的な根拠になるとみられている。

Aさんは午前9時29分までメッセージを確認していた。その後は携帯電話を紛失したか、携帯電話から離れた可能性が高いという。未読のまま残っていた受信メッセージには「必ず連絡して」「海洋警察が警備艇を投入したって。死んではだめ。必ず生きていて」「ヘリコプターに乗った?」などの内容が書かれており、当時の緊迫した状況がうかがえる。午前10時1分に最後に受信したメッセージは「出てきた?他の人の携帯からでも連絡して」だったという。

もう1つの携帯電話では連絡先(516件)、通話記録(8466件)、メール(5002件)、無料通信アプリのメッセージ(4万1646件)、写真(32万3729枚)、動画(583件)、音声(1422件)のデータが復旧。同携帯電話は14年4月16日午前9時47分まで正常に作動していた。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「胸が苦しい」「助かったはずの命だ」「どんなに怖かっただろう?涙が止まらない」など悲しみのコメントが多く寄せられている。

そのほか「同じようなことが二度と繰り返されてはならない」「必ず真実を明らかにしてほしい」と訴える声や、「緊迫した状況の中、朴槿恵(パク・クネ前大統領)は何をしていた?」「朴槿恵が悪魔に見えてきた」「朴槿恵一味は法で裁いてはいけない。国民の情緒で人民裁判をするべき」など惨事当時の大統領らに対する批判の声も寄せられている。(翻訳・編集/堂本)




こんな記事もよく読まれています



コメントを残す