ダンロップ、世界的ゴルフブランドへの一手(東洋経済オンライン)



 男子ゴルフ世界ランキング3位の松山英樹。今や、すっかり世界のトップ選手の一角を占める。その松山と「スリクソン」ブランドにおいてゴルフ用品使用契約を結ぶダンロップスポーツが、いま大きな転機を迎えている。

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 ダンロップスポーツは、住友ゴム工業(住友ゴム)のスポーツ事業子会社。親会社・住友ゴムがダンロップスポーツを吸収合併すると共同会見で発表したのだ。「ダンロップ」ブランドの価値向上とスポーツ事業の拡大を狙ったものであり、住友ゴムの資金力や研究力といった豊かな経営資源と、ダンロップスポーツのスポーツ事業に精通した人材との相乗効果を図るという。

 ダンロップスポーツは、住友ゴムから2003年にスポーツ事業を分離・独立する形で設立され、2006年10月に東証1部上場。ゴルフ用品ではゼクシオ、スリクソン、クリーブランドゴルフ、テニス用品でダンロップ、スリクソンなどのブランドでスポーツ事業を展開している。

 先述したように、今や世界のトッププレーヤーの一角を占める松山英樹とはゴルフ用品使用契約を結んでいる。ダンロップスポーツは、ゴルフ事業で国内最大手だ。複数の人気ブランドの中でも、ゼクシオは2000年から販売され、現在は9代目のクラブになり国内販売実績ナンバーワンである。今回の吸収合併によって、ダンロップスポーツはいわば元の鞘に収まった格好となり、今年の12月27日で上場廃止、2018年1月1日に住友ゴムに吸収合併される。

■住友ゴムが吸収合併に乗り出した理由

 なぜ、ここに来て上場子会社を吸収合併するのか。住友ゴムの池田育嗣社長は「責任明確化や事業のスピード化を進めるために分社化し、一定の成果は出たが、『ダンロップ』ブランドを世界で伸ばしていくために、この4月から状況が変わった。住友ゴムとして全力でスポーツ事業を伸ばし、タイヤビジネスにつなげることが重要なポイントとなった」と理由を説明した。

 要は、「ダンロップ」のブランド価値向上のために、スポーツ事業も一体となってビジネスを展開したほうがいいという経営判断だ。

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