「SNSで知り合って恋愛・結婚」はまだ“非常識”か(ダイヤモンド・オンライン)



● ネットで知り合った人と会うのは危険?

 「ネットで知り合って恋愛に…」というと、ひと昔前までは怪しい出会い系の一種だと思われていたが、最近はそうでもなくなってきている。SNSが普及し、生活に必要不可欠なインフラになった現在では、ネットで出会う機会が格段に増えているのだ。

 アムタスが電子コミック配信サービス「めちゃコミック」の会員を対象に実施したアンケート調査によると、20~30代の5人に1人が「SNSで知り合った人と恋愛したことがある」と回答していることがわかった。また、自分自身は経験がないものの、「周囲にSNS恋愛の経験者がいる」と答えた人は、約3割にも上っている。

 とはいえ、いまだネットで知り合った人とリアルで会うことを「危ない」と感じる人もいる。実際、トラブルに発展してしまったという人は一定数いて、時には犯罪に巻き込まれてしまうケースもある。「SNS恋愛」は現代の常識なのか、それとも非常識なのか。アムタスのアンケート調査や、著者の周辺取材をもとに考えていく。

● 「親にどう説明したらいいのか」という悩み

 ある40代の男性は、こう話す。

 「ネットで知り合った人とリアルで会うのは抵抗がありますね。若い人たちは違うのかもしれませんが、私はやっぱりいかがわし出会い系か、宗教の勧誘を想像してしまいます。そもそも、ネットで異性を探すような人が、あまり好きではありません」

 さらに、実際にTwitterで知り合った男性と付き合っている30代の女性は、「仮に彼と結婚した場合、披露宴で『新郎と新婦は、SNSで知り合って…』と紹介されると思うと、ちょっと嫌だなと思います。SNSで恋人を見つけることに対して私は抵抗がありませんが、職場の人や親戚がどのように思うか」と心境を語ってくれた。

 アムタスの調査でも、SNSから始まる恋愛を「ナシ」と考えている人は、6割以上に及んでいる。具体的な理由としては、「相手のことがよくわからず怖い」「実際に会った人じゃないと嫌」「SNSで嫌な思いをしたことがある」などが挙がっている。

 SNSで出会うことは怖い、いかがわしい…。そうした偏見が根強く残っているということだろう。たとえ素敵な人と出会ったとしても、SNSで出会ったと言いにくい空気が確かにある。親にどう説明したらいいのかわからない、と悩む若い人も多い。当然、犯罪に巻き込まれるケースもあり、その度にSNSの規制が議論される。

● イケメンだと思ってたのに…。ギャップに驚く人たち

 さらに、SNS恋愛が敬遠される理由の一つとして挙げられるのが、「SNSで知り合った人と実際に会った時、ギャップで驚いた」というものである。アムタスの調査では、6割の人がそういった経験をしたことがあると回答している。ネット上で公開している写真や、その人の振る舞いでイメージしていた人物像と、実際に会った時の印象が大きくかけ離れてしまっている、というケースが頻発しているのである。

 「お互いに見た目が好みのタイプでは無かった」(54歳女性)

 「写真の映りがよかったらしく、実物はかなり老けていた」(34歳女性)

 アムタスの調査には、上記のような回答が寄せられている。ネットではイケメン、爽やかボーイでも、実際に会ってみるとただのおじさんだった、ということだろうか。男女ともにお互い様な部分はあるのだろうが、期待していたぶん落胆は大きい。

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