インフラの点検作業を劇的に効率化「3Dカメラと赤外線サーモグラフィカメラを搭載したタフパッドFZ―M1」(PR)



 日本が抱える大きな問題に、公共インフラの老朽化がある。高度経済成長期に整備された道路や橋は、建設から50年を経過したものが珍しくなくなり、点検や補修は待ったなしの状況だ。こうした切実な課題の解決に向け、パナソニックは「インフラ点検ソリューション」を提案しており、ツールのひとつとして「3Dカメラと赤外線サーモグラフィカメラを搭載したタフパッドFZ―M1」を2018年春に発売する。

 重さ約550グラム、7インチ画面とコンパクトながら、建造物に入った亀裂の長さや、設備機器の温度分布を離れた場所から計測可能という革新的な機能を搭載した。17年11月から12月にかけて千葉市の幕張メッセで行われた「鉄道技術展」でも、多くの来場者が高い関心を示した。

 鉄道技術展に出展したパナソニックのブース

 鉄道技術展に出展したパナソニックのブース

点検工数を大幅に削減 高所作業の事故リスクをゼロに

 「センサー搭載タフパッドFZ-M1」が威力を発揮する具体例としては、鉄道や道路の橋脚や高架橋柱の点検作業が挙げられる。3Dカメラを搭載しており、約10メートル離れたところからでも、ひび割れの長さや劣化具合を安全かつ短時間に計測できる。

 脚立やはしごを使って高所に上がり、手動で計測する場合、準備に手間がかかるうえに危険を伴うが、「センサー搭載タフパッドFZ-M1」を活用すれば、地上から計測できる。作業工数を大幅に削減できるため、点検箇所を飛躍的に増やすことを期待できる。地上からの計測であれば、作業者が高所から落下する事故のリスクも皆無だ。

空間採寸ソリューションの詳細はこちら→

 離れた場所から柱などの亀裂を撮影できる

 離れた場所から柱などの亀裂を撮影できる

 亀裂の部分を指でなぞれば、その長さがわかる(黄線部分が亀裂箇所)

 亀裂の部分を指でなぞれば、その長さがわかる(黄線部分が亀裂箇所)

 OSはWindows 10 Proを搭載しており、撮影した写真は、簡単にファイルとしてタブレット内に保存でき、社内システムとも容易に連携できる。ウエブ会議アプリを使えば、点検中の現場の映像を、リアルタイムでバックオフィスに送信できるのも大きな魅力。現場とバックオフィスが素早く情報共有できる意義は大きい。

 温度センシングの面でも優れた機能を持つ。内蔵する赤外線サーモグラフィカメラにより、マイナス10度から450度の範囲で設備機器の温度を瞬時に測定が可能。離れたところにある設備機器の温度をピクセル単位で画面上に表示でき、発熱異常などを素早く検知できる。こちらもウエブ会議アプリを使えば、リアルタイムで情報共有できる。

温度センシングソリューションの詳細はこちら→

 赤外線サーモグラフィカメラにより設備機器の温度を瞬時に把握できる

 赤外線サーモグラフィカメラにより設備機器の温度を瞬時に把握できる

 過酷な現場環境を前提に開発されており、防水、防塵性能が高く、落下の衝撃にも強い。直射日光下での視認性にも優れている。動作環境はマイナス10度から50度と、寒冷時や炎天下での耐久性も兼ね備えている。

増大する点検需要や人手不足のソリューション “働き方”を革新

 日本が直面するインフラの老朽化は、深刻さを増している。一般にインフラの寿命は50年から60年と言われる。橋を例にとると、国土交通省のまとめでは、全国にある約73万の橋のうち、2016年時点で建設から50年超の橋は全体の約20%だが、2026年には44%に倍増する。

 2020年にオリンピック・パラリンピックを控える東京は、前回に開催した1964年東京オリンピック・パラリンピックに合わせ、集中的にインフラを整備した経緯があり、大規模改修や定期的な点検、補修を欠かせない。他都市でもインフラの老朽化は避けて通れない問題であり、点検や補修の需要は増大している。

 その一方で、点検を担ってきた熟練作業者が次々に退職する時期を迎え、人手不足が深刻化している現実もある。

 パナソニック・モバイルソリューションズ事業部の衛藤博樹主幹技師は「センサー搭載タフパッドFZ-M1」が誕生した背景や意義をこう話す。

 「インフラの老朽化、熟練技術者の減少により、点検の効率化が求められており、我々はどういう形で貢献できるかを考えていました。画像処理やセンサーを使って色々と試した結果、長さを測れる3Dカメラと、温度を測れるサーマルカメラでこれらの課題を解決できないかと提案させていただきました。

 インフラの点検作業には熟練技術者の目視や経験に依存する面があり、そういう方が数多くいるときはそれで成り立っていたのですが、いまは求人難の時代です。新しい人が入って来にくい状況にあります。点検作業を効率化しないと、需要に追いつきません。『センサー搭載タフパッドFZ-M1』を活用いただければ、新しく入ってきた方でも容易にインフラの評価をできます。点検の高位平準化にお役立ちできると考えております。離れたところから亀裂の長さや温度を測れますので、高所や不安定な場所での点検を大幅に減らし、安全できわめて効率的な作業をできると思います。働き方の改革にもつながると思います」

 「センサー搭載タフパッドFZ-M1」を手に機能を説明する衛藤氏

 「センサー搭載タフパッドFZ-M1」を手に機能を説明する衛藤氏

 こうしたメリットのほか、道路、鉄道、電力などのさまざまな分野で、点検による周囲への影響を最小限に抑える効果も見込める。例えば、橋梁の点検で橋梁点検車を使えば、車線をふさぎ、交通を止めなければならないケースもあるが、「センサー搭載タフパッドFZ-M1」で点検可能な橋であれば、その必要はない。変電機器などの温度測定でも、近くに電流が流れていても、電流を止めることなく機器の温度分布を把握可能だ。

 「センサー搭載タフパッドFZ-M1」は多くの機能を搭載しているうえ、データ処理性能はパソコン並み。点検時のデータをその場で入力すれば、現場で紙に記入後、会社に戻ってパソコンに入力する手間を省ける。パソコンへのデータ転送が簡単なため、ペーパーレス化と事務作業の大幅な簡略化を見込める。1台で多くの機能を備えているため、多くの機器を持ち歩く必要がなく、現場作業者の負担も減る。

 企業としても、オールインワン端末なので購入時のコストや管理、維持費を大幅に軽減できる。業務効率のアップに、コストダウンに、「センサー搭載タフパッドFZ-M1」の小さなボディーには、多くのソリューションが詰まっている。

 ※記載の商品外観・画面および仕様については開発中であり、商品化の際は変更になる可能性があります。

(提供 パナソニック株式会社)




こんな記事もよく読まれています



コメントを残す