“冷めないタンブラー”開発 ワイヤレス給電に特化した家電ベンチャーの挑戦



産経新聞

 わずらわしいコードなどを廃した「ワイヤレス給電」の世界をもっと多くの人に広めたいとの思いから起業した「ディサプライング」(横浜市)。60〜70度と、お茶などを飲む際に最適な温度を維持するワイヤレス技術を用いたマグカップを販売するなどで話題を集める。大手電機メーカーの海外の資材調達部門などで実績を重ねた斎藤茂彦社長(54)が独立を決めたのは、「技術の進化で、あらゆるものがコンセントがなくても給電できるような世界にしたい」という強い思いがあったからだ。

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充電台にタンブラーを置くだけで飲料の温度が一定にできる「+wireless(プラスワイヤレス)」シリーズ

夢ある家電に憧れ

 JR根岸線、横浜市営地下鉄の関内駅から歩くこと約5分。多くの中小・ベンチャー企業が入居する神奈川中小企業センタービル7階に、ディサプライングのオフィスがある。数人が入ればいっぱい、という小さなスペースには、資料や設計図などが山と積まれ、次の製品開発の準備が進む。

 東京電機大学卒業後、NECの家電子会社に入社。途中、シンガポールに単身渡り、CD-ROMを作る際に必要な装置などの現地調達に長く関与した。現地スタッフとともに拠点を大きくしたが、会社の合弁などにともなう社の方針転換で拠点を畳むことになり、「無力感に襲われた」。



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